「サイト越えトラッキングを防ぐ」とは?仕組みや設定方法を徹底的に解説
Safariなどのブラウザを使っていると、「サイト越えトラッキングを防ぐ」というオプションの意味や使い方について、気になったことはありませんか?実は、この機能をオンにすると、Webサイトやアプリに表示される広告が変わります。
この記事は、「サイト越えトラッキングを防ぐ」の意味から、それをオフにする方法まで、わかりやすく解説します。
サイト越えトラッキングとは?オンとオフはどちらがいい?
サイト越えトラッキングとは?
サイト越えトラッキングとは、複数のウェブサイトやアプリをまたいで、ユーザーの行動を追跡・記録する技術のことです。
この技術は、主にCookie(クッキー)という仕組みを使って行われます。
例えば、ウェブサイトAで「猫 飼い方」を検索しました。すると、その情報が記録され、次にウェブサイトBを開いたときに、猫のキャットフードや猫用品の広告が表示されます。
このトラッキング機能があれば、広告主はあなたの興味に合わせて広告を表示させることができます。
サイト越えトラッキングを防ぐことのメリット・デメリット
サイト越えトラッキングをオフにする最大のメリットは、プライバシーを守れることです。
この機能をオフに設定しない場合、アプリやウェブサイトはあなたの閲覧履歴から興味を分析し、関連性の高い広告を表示します。
閲覧履歴に基づいた広告が表示され続けると、「誰かに追跡されているようで怖い」「プライバシーが侵害されているのでは?」と感じる方も少なくありません。そんな時にトラッキングをオフにすると、あなたの興味に基づいてカスタマイズされた広告は表示されなくなります。
一方、サイト越えトラッキングを防ぐと、デメリットもあります。それは、「表示される広告が、自分の興味と全く関係のないものになる」ということです。
広告を消せないアプリもあるため、興味のない広告ばかりだと困ることもあるでしょう。
「できるだけ自分の個人情報を守りたい」という方には、サイト越えトラッキングを防ぐことをおすすめします。
逆に、「どうせ広告を見るなら、興味のある広告を見たい」という方には、サイト越えトラッキングを許可することをおすすめします。
では、サイト越えトラッキングを防ぐ方法を見ていきましょう。
サイト越えトラッキングを防ぐ方法【OS別で解説】
1、iPhoneでサイト越えトラッキングを防ぐ方法
iPhoneのブラウザアプリの設定には、「サイト越えトラッキング」または「Webサイト越えトラッキング」というオプションがあります。
これをオフにすると、あなたの興味に合わせた広告は表示されなくなります。
STEP1:「設定」アプリを開き、「アプリ」を選択します。
STEP2:「Safari」または「Chrome」のようなブラウザをタップします。
STEP3:「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオンにします。
2、Android端末で広告のトピックをオフにする方法
Android端末には「サイト越えトラッキングを防ぐ」というオプションがありませんが、カスタマイズされた広告の表示をオフにすることもできます。ただし、iPhoneのように、アプリごとにサイト越えトラッキングを設定することができません。では、その操作手順をご覧ください。
STEP1:「設定」アプリで、「セキュリティとプライバシー」をタップします。
STEP2:「プライバシー管理」を選択します。
STEP3:下にスクロールし、「広告」をタップします。
STEP4:「広告プライバシー」をタップします。
STEP5:「広告のトピック」、「アプリによる広告の提案」「広告の測定」を開きます。
STEP6:「広告トピックを許可」、「アプリによる広告の提案を許可」「広告の測定を許可」をオフにします。
3、PCでサイト越えトラッキングをオフにする方法【Chrome】
PCのブラウザにも、「サイト越えトラッキング」と似たような機能があります。ここでは、Chromeでの操作手順を例として説明します。
STEP1:PC版のChromeで画面の右上にある縦3点アイコンをタップし、「設定」を選択します。
STEP2:設定画面で、横3本線をクリックし、「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
STEP3:「広告プライバシー」を選択します。
STEP4:広告プライバシーの設定画面で、「広告のトピック」、「ウェブサイトによる広告の提案」、「広告の判定」を開きます。
STEP5:それぞれの設定画面で、「広告のトピック」、「ウェブサイトによる広告の提案」、「広告の測定」のオプションをオフにします。
iPhoneでアプリの「トラッキング」とは?防ぐ方法も紹介
iPhoneでは、「サイト越えトラッキング」だけでなく、「アプリのトラッキング」も防ぐことができます。
アプリのトラッキングをオフにすると、サイト越えトラッキングを防いだ場合と同様に、アプリ内に表示される広告がランダムなものになります。では、その操作手順をご覧ください。
STEP1:「設定」アプリを開き、「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
STEP2:「トラッキング」をタップします。
STEP3:「アプリからのトラッキング要求を許可」というスイッチをオフにします。そして、「アプリがトラッキングを続けることを許可する」「アプリにトラッキングの停止を要求」と2つの選択肢が出ます。もし、以前にトラッキングを許可していたアプリに、トラッキングを停止するように依頼したくない場合、「アプリがトラッキングを続けることを許可する」を選択してください。
スマホの位置情報を変更してトラッキングを防ぐ方法【人気】
ここまで、トラッキングを防いで個人情報を守る方法を紹介しました。
実は、トラッキングを防ぐだけでなく、自分の位置情報を偽装することでも、プライバシーを守ることができます。サイトやアプリが取得する位置情報が実際の居場所でなければ、あなたの居場所が広告のスポンサーや他の人にバレることはありません。そして、TunesKit Location ChangerというPCソフトウェアを使うと、簡単に最新のiPhoneやAndroid端末で位置情報を変更することができます。
TunesKit Location Changerの主な機能
位置情報を変更してあなたのプライバシーを守る。
では、このソフトウェアの操作手順を見ていきましょう。
STEP 1スマホをパソコンに接続する
まず、USBケーブルを使用して、スマートフォンをPCに接続します。TunesKit Location Changerを開き、「開始」→「次へ」の順にクリックし、スマホの開発者モードをオンにします。
STEP 2実の居場所を隠してプライバシーを守る
地図上で好きな場所を選択し、「変更開始」ボタンを押すと、スマホの位置情報を偽装し、個人情報を守ることができます。さらに、USBケーブルを抜いても、TunesKit Location ChangerはWi-Fiを通じてスマホと接続できるので便利です。
まとめ
この記事は、サイト越えトラッキングがどういうものか、そしてそれをどうやって防ぐかについて解説しました。
サイト越えトラッキングを防ぐことで、ウェブサイトがあなたの閲覧履歴を元に広告を表示しなくなります。
その他、もし自分の位置情報も守りたい場合、ぜひTunesKit Location Changerを使ってみてください。このソフトウェアは、最新のiPhoneやAndroid端末に対応可能で、操作手順も簡単です。さらに、すべての位置変更機能は5回まで無料体験できます。ご興味ありましたら、ぜひ無料体験版をダウンロードしてみてください。